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線状降水帯とは?
意味・発生条件・出たときの行動

ニュースでよく聞く「線状降水帯」。同じ場所に猛烈な雨が降り続け、大きな災害につながる現象です。仕組みと、情報が出たときにとるべき行動をやさしくまとめました。

線状降水帯とは

線状降水帯とは、発達した積乱雲(雨雲)が次々と列をなして同じ場所を通り続け、線状にのびた強い雨の範囲が数時間ほぼ同じ場所に停滞する現象です。同じ地域に猛烈な雨が降り続くため、短時間で川があふれたり、土砂災害が起きたりと、重大な災害を引き起こしやすいのが特徴です。

イメージ 積乱雲が1つ通り過ぎても、風上で次の雲が生まれ、同じライン上を流れていく——これが繰り返されると、まるでベルトコンベアのように雨雲が続き、同じ場所だけが降り続けます。おおむね幅20〜50km・長さ50〜300kmほどの帯になります。

どうやってできるの?(発生の条件)

いくつかの条件が重なるとできやすくなります。

  1. 暖かく湿った空気が大量に流れ込む(積乱雲の材料)
  2. その空気が持ち上げられて次々と積乱雲が発生する
  3. 上空の風によって積乱雲が同じ方向へ列をなして流れる
  4. これが同じ場所で繰り返され、雨域が停滞する

台風や梅雨前線のまわりは、まさにこの湿った空気が流れ込みやすく、線状降水帯が発生しやすい環境です。

関連する気象情報の言葉

言葉意味・受け止め方
顕著な大雨に関する気象情報線状降水帯などにより大雨災害の危険が急激に高まっているときに発表。すでに危険な状況の合図。
大雨警報・特別警報重大な災害の危険。特別警報は数十年に一度の非常事態レベル。
キキクル(危険度分布)気象庁の地図で、いま自分の場所の危険度(色)をリアルタイムに確認できる。

情報が出たら — とるべき行動

命を守る行動を 「顕著な大雨に関する気象情報」が出たら、すでに危険な大雨です。自治体の避難情報(警戒レベル)を確認し、川・用水路・崖から離れた安全な場所へ。外が危険なら、建物の2階以上斜面と反対側の部屋に移るなど、その場でできる最善の行動をとってください。

台風との関係

台風は大量の暖かく湿った空気を運び込むため、台風本体が来る前や周辺で線状降水帯が発生し、大雨をもたらすことがあります。「まだ台風は遠いから大丈夫」と思っていても、先行して激しい雨が降ることがあるので、台風接近時は進路だけでなく雨雲の動きにも注意しましょう。

よくある質問

線状降水帯とは何ですか?
発達した積乱雲が次々と列をなして同じ場所を通り続け、線状にのびた強い雨域が数時間ほぼ同じ場所に停滞する現象です。同じ地域に猛烈な雨が降り続き、河川の氾濫や土砂災害など重大な災害を引き起こしやすいのが特徴です。
線状降水帯はどんな条件でできますか?
大量の暖かく湿った空気が流れ込み、次々に積乱雲が発生し、それらが風で列をなして同じ方向へ流れる、といった条件が重なるとできやすくなります。台風や梅雨前線の周辺で発生しやすい傾向があります。
「顕著な大雨に関する気象情報」が出たらどうすればいい?
すでに危険な大雨になっている合図です。自治体の避難情報を確認し、川や崖から離れた安全な場所へ移動してください。外が危険なときは建物の2階以上や斜面と反対側の部屋に移るなど、その場でできる最善の行動をとりましょう。
線状降水帯は台風と関係がありますか?
関係があります。台風は大量の暖かく湿った空気を運び込むため、台風本体が来る前や周辺で線状降水帯が発生し、大雨をもたらすことがあります。台風接近時は雨雲の動きにも注意が必要です。

※出典:気象庁の資料等をもとに一般向けに編集。最新・正確な情報と避難の判断は気象庁・自治体の発表に従ってください。

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